鳥啼山更幽
「鳥啼(な)いて、山いよいよ幽(ふか)し」
という言葉がある。
鳥の声が聞こえてきて、はじめて自分が山の奥深くに入っていることに気づく。
落ち葉を踏みしめた音から静かさを感じることなど。
静けさとは微妙な差異を感じることの出来る心身の状態のことであると思う。
暗闇などについてもそうなのだろうか。
これはあらゆる感覚についてもいえることかもしれない。
刺激を減らしていくことの意味、「ウェーバー・フェフィナーの法則」の自分なりの説明とも言える。
感じているのは刺激の推移つまり「変化」であり、もし時間が止まったら変化が停止し、おそらく全ての感覚はなくなるだろう。
時間軸上で刺激の値が上下しているということを考えると、ゆっくり動いてみることは時間軸上でひとつの動きのコマ割りを増やし細分化することになる。
フェルデン下町
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