2019年9月4日水曜日

心。

最近電車内で'心。'という本の広告を見ました。
某超有名経営者の新著だそうです。
表紙の副題では「人生を意のままにする力」とありました。
私はこの本を読んでないし、この著者の本も一冊も読んだことがありませんが、それをお断りした上で感じたことを書いてみます。

私はこちらの副題の方が気になりました。

「人生を意のままにする力」
一般的な意味というかこの副題の意味を私が率直に取ると、「人生を思いのままにするためには」とか「望み通り」にしたいというような意味合いに受け取れます。

そして、この広告を見てすぐに私の心に浮かんだのは、「思い通りにならないのが人生ではないのですか?」という思いです。

人生が自分の思いのまま、望み通りに運んでいる人はいますか?人生の望みとは何でしょう。
私は人生とは'まま(儘)'ならないものと感じています。最近これを強く感じます。
そもそも自分の生まれたいところに選んで生まれた訳でもない。
望んで重い病気になる訳でもない。
うまいこと運んで生きていると思っても、人生の'生'そして'死'という最も思い通りにいかないことが誰しもに待ち受けています。
夢を輝かせて生きている方が、突然理不尽にも命を奪われることもあります。

ですから、「人生を意のままに」しようとする考え方では、人を本当に救うことはできないと私は感じています。

この副題については、著者がつけたか編集がつけたかわからないし、本を読んでいないので、これはあくまで電車内の広告を見て感じたことを語っただけであることを付け加えておきます。

次回は'意'についてお話ししてみます。

つづく

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