2018年2月24日土曜日

踵鳴る

昨日の亀有ATMの会にお越し頂いた方、ありがとうございました!


自分の踵がどこにあるか気づいていますか。

歩いている時に、踵はなにをしていますか。

息を吐いている時に踵はなにをしていますか。

踵の存在を捉えたい時に’踵だけ’に注目<focus>して踵を知ることができますか。

自分を知りたい時に、自己に注目するだけで自分を知ることができますか。

自分の周りの世界を見ることで、自分が見えてくることがあると思います。

それでは踵にとっての環境とは?

その環境との繋がり、関係性を滑らかにするには?

例えばそんなことを学んでいきます。

今後の予定

 亀有グループレッスンの会
 3月9日 (金)
 3月16日(金)
 3月30日(金)
 時間:18:30ー20:30
 場所:亀有駅近くの会場
 講習料(設備費、指導用教材費含む)2000円

 ご予約、質問等はメールにてお気軽にお問い合わせ下さい。
   メールはこちら


動画はイースタンユースの名曲

  なぜかPVは貼付けられなかったのでこちら。
  https://youtu.be/eU9leB0UZ2E

フェルデン下町

2018年2月11日日曜日

星に願いを

亀有に住んでいます
昨年2017年の12月29日に亀有の一つの素晴らしい飲み屋が50年の歴史に幕を下しました。地主がその辺りを取り壊してビルか何かにするから立ち退きだそうです。
行きはじめて一年しかたっていない短い付き合いだったけど、安くて美味しいし何より居心地が良かったです。私なんかそんなに通ってないが、最初に一緒にいった小中学校の同級生の飲み友達はかなり気に入って安住の地を見つけた感じで週に何回も通っていたのでとても残念がっていた。



最初はすごく入るのに勇気がいる感じだった。中は意外と広い。写真は最終日



外にある店のトイレから見えた夜空。この夜空はもう見られない。その光は星ではなく多分携帯のカメラで写り込んでしまった光点。でも酔っぱらったし、星みえてたかもね。

もう取り壊しが始まっている。あったものがなくなるってのは悲しいものだね。
今あるものを大切にしたいね。

フェルデン以外のこともたまに書いていきます。


フェルデン下町

2018年2月10日土曜日

亀有でのレッスンのお知らせ

亀有でフェルデンクライスグループレッスン(ATM)を行ないます。

 2月23日(金)
 3月9日 (金)
 3月16日(金)
 3月30日(金)
 時間:18:30ー20:30
 講習料(設備費、指導用教材費含む)2000円
 場所:亀有駅近くの会場

   ご予約、質問等はメールにてお気軽にお問い合わせ下さい。 
   メールはこちら

   どなたでも参加できます。動きやすい服装をお持ち下さい。

フェルデンクライスとはどんなものか知るのに、実際にやってみるのが一番いいと思います。是非参加お持ちしています!

フェルデン下町

2018年2月9日金曜日

ATM lesson at AngelR (編集済み)

午前中、渋谷にATMレッスンを受けに行ってきました。

ATMとはAwareness Through Movementの略でフェルデンクライスのグループレッスンです。私はこの渋谷のクラスに2012年8月から継続して参加しています。それが書籍以外でフェルデンクライスのグループレッスンを受けた私の最初の体験でした。創始者モーシェが指導した実際のレッスンの記録が何百とのこっている訳ですが、こちらではそれらの中からの一つひとつのレッスンを改変せずにそのまま伝えてくれています。オススメです!

今日はATMを受けて、その前後に先生と話す中で、やはりこれはとても現実的なものだと再認識しました。ごまかしのない真っ当なまなび方だと。

最近、ATMで使う言語について考察していました。そこで共通する言葉の使い方を一般化したり分析しようとしたりしていて、、まあそれも面白いんですけどね。

でもフェルデンクライスといえば(他の技法にもいえるかもしれませんが)なにか特別なものであると見いだそうとしがちです。効果とか、科学的に証明された事とか、メソッドのすごそうな部分が一人歩きすると、変な付加価値をつけたり、本当にすごい部分が見えなくなってしまうかもしれません。
実は特別ではない当たり前のことをやっている。でも真っ当なことを全うしていることが特別なのかもしれない。

これは現実のなかで生み出されたもの、つまり人間が創って実践してきたものであることを忘れがちです。モーシェ・フェルデンクライスという人間が、人間に真摯に向き合うなかで生まれてきたものであると感じます。だから私たちは真摯に取り組まなければならないのです。

私はフェルデンクライスメソッドは道具=Toolだと考えていますが、それは人それぞれがどんな使い方、生かし方もできる、色んな人にとっての道具になり得るという意味です。でも本当は生きていくためのToolであると思っています。

原点を確認できたという意味でも今日はよかったです。


フェルデン下町

2018年2月8日木曜日

Shinshin-Ichinyo(心身一如)

「心身一如」という言葉があります。
心と身体は一つのごとし、一つであるという意味で、仏教からの言葉です。
これは「剣禅一如」の様に、修行し目指しているある種の’境地’ではなく、そもそも心と身体(からだ)は分けて扱ったり、考えたりする事はできないということです。
’如’ は「...のごとし...のような」それと如来、真如などで使われている「本来の、真のすがた、ありかた」という意味があります。

'The Essential Unity of Mind and Body'
Moshe Feldenkrais

これは私がトレーニングコースの学習の一環で翻訳した、フェルデンクライス博士の論文、'Bodily Expressions' のなかの小見出しの一節です。

この本の最初の記事です
https://www.amazon.co.jp/Embodied-Wisdom-Collected-Papers-Feldenkrais/dp/1556439067/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1518072904&sr=8-1&keywords=embodied+wisdom

そのまま訳すと、「心と身体という本質的には一つのもの」ですが、これはまさに「心身一如」のことだなと思い、そう訳しました。

フェルデンクライスメソッドにおいてもこれは根本的で重要な概念であり、心と身体はそもそも分けて扱える代物ではないよと言う事を、科学的で、詳細な観察から得た考察によって説明しています。そのことはフェルデンクライス博士の他の著作でもよく説明されています。

くわしくは今後話してしていきたいと思います。

ところで道元禅師の著作でも繰り返しでてきますが、「身心一如」で身が心の前にきています。養老孟司さんの「日本人の身体観の歴史」という本によると、戦国時代以前はこの順番の使い方が多くて、江戸以降は’心身’が多くなっている様でとても興味深いですね。もっと調べてみます。

ただ、七百年前にもこの言葉があった、つまりこの言葉が必要だったってことは昔から人にとって、’身体と心が分かたれる’ ’自分と自分が分かたれる’ ’自分と世界が分かたれる’という問題はあったんじゃないかと思っています。

意識の作用、言語の作用、自己と所有物や身体の操作のことなどが関わっていそうな気がします。


一緒に考えていきましょう。


フェルデン下町
 

お寺deフェルデンクライス

1月25日に根津にある寺院、真宗大谷派忠綱寺でフェルデンクライスのイベントを開催しました。

参加してくれた方、会場を使わせて頂いた忠綱寺様、本当にありがとうございました。

古くは明治後期大正時代に岡田式静坐法の静坐会が日暮里の本行寺で行なわれていたという歴史があります。

岡田式静坐法:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E7%94%B0%E5%BC%8F%E9%9D%99%E5%BA%A7%E6%B3%95

江戸時代には寺子屋で教育等に寄与してきたり、お寺は地域の人が集まる場所でありました。

だから今回お寺でイベントをやらせて頂いたことはとても光栄に思います。

これからも多くの人が、無理のない楽な動き方を見つけて、不調から回復したり、普段の生活が楽になったり、好きな事の上達がより良くできるお手伝いをしていきたいと思っています。

よろしくお願いします。


                         真宗大谷派 忠綱寺 根津
    


フェルデン下町

2018年2月4日日曜日

習慣はすばらしい?

’Habit is great as long as we can change it sometimes'

  Moshe Feldenkrais

「習慣とは素晴らしいものだただし私たちがそれを時々変える事ができればだけどね」

  モーシェ・フェルデクライス


私の学んでいるフェルデンクライスのトレーニングコースで聞いて印象にのこっている言葉です。 

フェルデンクライス博士が指導した最後のトレーニングで' Both sides of habit'   『習慣の二つの側面』という講義がありました。
「 」内はフェルデンクライス博士の言葉です。

習慣とはどのようなものでしょうか。

「習慣化とは以前の経験を思い出す事なしに、毎回自分を再組織化せずに反自動的に考えないで正しくできることだ」

意識的に学んで、それが無意識的、反自動的にできる様になるとそれを身につけた事になると思います。

「不変なものを作り出すことは習慣化の特別な一つのケースである」

変化し続ける現実の中から連続性、法則性を見いだす、生み出すこと。

習慣とは何かを学ぶ、習得する事と深く関わっているし、私たちの生存にとってはなくてはならない事がわかります。

言語と話し方や食べ方、食べるものも習慣ですね 。

しかし

「全ての習慣はそれが形成された状況においてのみ有効である。それ以外の所では無効である」

習慣は生存に不可欠であるけれども、もし状況、環境が変わっているのにそれを適用しようとしたら .... どうなるでしょう。

ここで私が良い具体例をパッと出せたら素敵なんですけどね。
でも色んなことに当てはまると思います。それぞれ思い起こせることありますか。

いま、選択肢があるかどうかの問題を話しています。

習慣それ自体を否定しているわけではないんです。
それが無効な状況においても私たちはどうしてその習慣にしがみつこうとするのでしょう。

フェルデンクライスメッソッドはそんなことを学んでいきます。
お楽しみに!


フェルデン下町

ブログの主旨

東京葛飾区を中心に活動しています。

何故ブログを始めたかを考えていたんだけど。

一つは『フェルデンクライス下町』の会やイベント等の広報をしたい。

二つは自分がフェルデンクライスメソッドを学んで感じた事や、思いついたことを書き残しておきたい 。これは前から考えていた。

三つ目はこの素晴らしいメソッドについて言葉で表現する能力を磨きたい。

主にこの三つかな。
よろしくお願いします。


フェルデン下町

フェルデンクライス下町オンラインレッスン 今後の予定

自分のスペースでゆったりと身体に向き合ってみませんか。 フェルデンクライスのグループレッスンに見本はなくリラックスする中で、指導者の言葉により動いていくもので、こ自宅でするオンラインレッスンはいい面もあると、何回かオンラインで教えてみて感じました。 ...